すみれ売りについて
たまたまライパリを見に言ったらすみれ売りの日に被ってしまったので早めに行って体験してきました。
一応募金してきたけど、あまりの熱気にこれは本当に熱心なファン向けのイベントだなぁと実感。早めにブースに並んどくのが必要ですね。
それにしても音校生の時点でビジュアルがすごいですね。我ら庶民とは骨格からして違う感じがしました。
みんな背高い…顔が小さい…
小さい頃からバレエとかやってると身長伸びるんですかね?羨ましい
ライラックを見た所感
私たち庶民は早々にイベントから離脱して、ご飯食べて3時公演へ
初めて見たライパリは、正直言って超良作でした
ライラックの夢路はコッテコテのミュージカルです。謝先生の神脚本でした、演出も非常に凝っていてとにかく美しい!!
初舞台生もいるからなのか、素人目にもわかるようなミュージカルの教科書みたいな作品でした。
突然歌い出したり踊り出したり、急展開があったりと、ウエストサイドストーリーとか古典的なミュージカルっぽい雰囲気をわざと作り出してる感じのする、多分昔のブロードウェイとかこんな作品が主流だったんだろうなぁと思わせるような雰囲気で、アメリカまで演劇の勉強しに留学してた謝先生だからこそ作れる作品かなという感じでした。
それくらい歌が多いし、歌って踊って話が進んでいくので、近年のミュージカル系の映画でいうとララランドとかが刺さった人はとても楽しめる作品になっているんじゃないかと思います。そういう意味では今の海外ミュージカルとか芝居と歌があまり関係ない、例えばエリザベートとかフレンチロック赤と黒とかが好きな人はあまり楽しめないかもしれないという印象。
私はこういう古典風の作品は逆に新鮮味があってすごく面白いなと感じました。ストーリーも一回では考察が追いつかないので、もう一回みたいなって思うような絶妙な複雑さですごく良かったです。
ジュエル・ド・パリの所感
ジュエル・ド・パリはマイルドなチョンパから始まって、ずっと華やかに踊り続けてフィナーレを迎えるという、若干深海味のある感じで、初見では藤井先生には珍しくキャッチーさに振り切らない、玄人好みの作品という印象
これは通ってこそ味のわかるスルメ作品ですね。個人的にはとてもおもしろかったです。
この作品も古き良き宝塚のショーを匂わせてくる教科書的な作品という印象を持ちました。
カンカン多めで寸劇ゼロで舞台上に多くの組子を並べて踊って歌いまくるという豪華すぎる演出
これはやってる方はめちゃくちゃしんどいだろうな。。。でもあの雪組があんなに楽しそうにショーやってるの初めてみたかもっていうくらいに笑顔が弾けてて見てる方も明るくなれるような内容でした。
多分ですけど、メインの曲の中のストーリーを舞台上で順にやっていくという感じで、このギミックがショー全体の統一感を醸し出しているので初見よりギミックのわかった2回目の方が楽しめるんじゃないかなと思います。
考察も含めて公演期間中お客さんを楽しませてやろう、もう一回見たいと思わせようという藤井先生の演出のうまさが光りますね。
まとめ
これはどちらも教科書的な作品で、刺さる人と刺さらない人がきっぱり分かれるだろうという印象です。
小池作品とかEU発のミュージカルが好きな人はあまり向いてないかもって感じですね。
個人的には手法や演出は新しいけど、どこか古典的なノスタルジックさが漂う、そこがすごく魅力的な傑作かなと思います。
そういえば前回の観劇ログで応天が初見からささらなかった私ですが、あの後考察含めて見事にブッ刺さって平安京と深海からもどって来られません。
戻れないのでパリに言ってみたらこちらも深海味があってまた深海に引き戻されるというジレンマに襲われています。そのうちPS4壊れそう…
もう一枚DVDかBL買っとこうかなw