#DIY 肥料を自作する方法。有機栽培で家庭菜園

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最近仕事が忙しすぎて山に行けないので、家庭菜園に力を入れてるんですが、石油の高騰で肥料までも高騰しちゃって、家庭菜園をするのもかなり費用がかかるのか…と

そんなこと考えてたんですが、肥料ってホームセンターにうってるものの構成元素をみると

  • 燐(リン)
  • 窒素
  • カリウム

の集合体なんですよね。

ならそれを安価で揃えれば自作した肥料で作物を育てられるのではないかと考えました。

目次

植物の育成に必要な元素とは?

植物の正常な生育のためには、炭素水素酸素、窒素、リン、カリウム、カルシウムマグネシウム硫黄ホウ素塩素マンガンモリブデン亜鉛の16元素が必要である[1]。これにニッケルを加えた17元素を必須元素とする場合もあるが[2]、これは後述の有用元素に分類される場合もある[3]

このうち炭素・水素・酸素は、自然界の大気や水から吸収できるので、人為的に外部から供給する必要はない[1]。それ以外の元素も、土壌から根を通して吸収されるが、特に窒素・リン・カリウムは不足しやすいため、肥料として供給する必要がある[1]

このほか植物の生存に必須ではないが、ナトリウムケイ素セレンコバルトアルミニウムバナジウムは、しばしば特定の植物種にとって成長を助ける有用元素となる。

日本の肥料の品質の確保等に関する法律第2条第1項にて「植物の栄養に供すること又は植物の栽培に資するため、土壌に化学的変化をもたらすことを目的として、土地に施される物、及び植物の栄養に供することを目的として、植物に施される物をいう」と定義されている。したがって、土壌に施されるものだけではなく、葉面散布の形で施されるものも肥料と呼ぶ。

反面、養分としてではなく土壌の改質のみを目的としたもの(土壌改良剤)は、肥料とは呼ばない。また人間が施したものではなく、元々土壌中に含まれていた栄養分については、一般に「肥料分」などと言い分けることが多い。

https://ja.wikipedia.org/wiki/肥料

その中でも特に必要とされるのがリン・窒素・カリウム

必須元素の一部は肥料で与える必要はない。水を構成する水素や酸素、空気中二酸化炭素に含まれる炭素は肥料で与えない。日本では塩素と硫黄は、農耕土壌に何も与えずとも不足することはないため、わざわざ肥料で施すことはない。鉄、亜鉛、銅などは植物の成長には微量で十分であり、通常の土壌で不足することは少ない。ただし、強いアルカリ性石灰質土壌貝化石土壌では、これらの金属イオンが水に溶けにくく、植物に利用されにくいため、植物が不足症状を受けることがある。この場合、不足した金属元素を肥料として与えることで、生育を改善できる。

養液栽培の場合は、土壌からの供給がないため、栄養素を全て与えてやる必要がある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/肥料

https://ja.wikipedia.org/wiki/肥料によると

肥料の三要素[編集]

詳細は「肥料の三要素」を参照

窒素リン酸カリウムを、肥料の三要素という。特に植物が量を必要とする多量要素で、肥料として与えるべきものである。一次要素ともいう[4]

窒素[編集]

主に植物を大きく生長させる作用があり、タンパク質や葉緑素の合成に関わる[4]。特に葉や茎を大きくさせることから葉肥(はごえ)と言われる[5]。過剰に与えると、植物体が徒長し、軟弱になるため病虫害に侵されやすくなる。逆に、軟らかい植物体を作りたいときは窒素を多用するとよい。

また、窒素はどのような性状の窒素であるかにより肥効が左右される。アンモニア態窒素(硫安、塩安など)は、土壌に吸収・保持されやすいので肥効は高い。しかし、土壌でバクテリアにより硝酸態窒素に変化すると、土壌に吸収・保持されにくいので流亡してしまいやすい。有機質の肥料や尿素は、土壌でアンモニア態窒素に変化し、さらに硝酸態窒素に変化する。アンモニア態窒素は、多用するとアンモニアガスを生じ、植物体に障害を与える。この現象は施設園芸でよりおこりやすい。

リン酸[編集]

主に開花結実(実付きや花付きなど)に関係する肥料であり実肥(みごえ)と言われる[5]。水溶性リン酸と可溶性リン酸、く溶性リン酸が植物に吸収される。このうち可溶性リン酸は、アルカリ性クエン酸アンモニウム溶液(ペーテルマン液)に溶けるリン酸であり、水溶性の値を含み、根酸に溶けて肥効をあらわす[6][7]。く溶性リン酸は2%クエン酸溶液に溶けるリン酸であり、より緩やかな肥効をあらわす。なお、化学分野で「P」は、元素のリンを表すが、農業・園芸分野ではリン酸塩類を表し、リン酸と省略される。

人類が紀元前3000年の頃から始めた農業の歴史上、不足し続けているのがリン酸である。その原料のリン鉱石の枯渇がいま心配されている。リン鉱石の80%が肥料用に使用されており、イギリス硫黄誌 (British Sulphur Publishing) によると、最悪のシナリオとして、過去の消費から年3%の伸びを見込むと、消費量は2060年代には現在の約5倍になり、経済的に採掘可能なリン鉱石は枯渇してしまう。

現実的なシナリオでは、2060年代に残存鉱量は50%になるとされている。日本はリン鉱石の全量を輸入に頼っており、その多くを中華人民共和国に依存している。国際肥料工業会 (International Fertilizer Industry Association) によると、リン酸肥料が使用される主な作物とその割合は、小麦が18%、野菜・果物が16%、米、トウモロコシがそれぞれ13%、大豆が8%、サトウキビが3%、綿花4%となっている[8]

アジア、オセアニア地域では利用効率が悪い。土壌にリンが固定されてしまうからだと考えられる。[9]

カリウム[編集]

農業ではカリ(加里)と省略している。主に根の発育と細胞内の浸透圧調整に関係するため、根肥(ねごえ)といわれる[5]。水溶性のため流亡しやすいので、追肥で小出しに与えるのがよい。細胞内ではイオンの形で存在するため、細胞が死ぬと細胞外へ流出しやすい。また、植物体内での転流も容易。

つまりこれらを多く含む、生活から出るゴミや産業廃棄物を探してもらって来れば…

自作の肥料が出来上がるというわけです。

リン・窒素を多く含む堆肥の入手方法

 リンと窒素はコンポストで生ごみを分解すると手に入ります。

コンポストとは?

 コンポストとは堆肥のことで、堆肥を作る容器のことをコンポスターと呼びます。そこに生ごみとボカシ剤と言われる爬行促進剤を入れて堆肥を作り出すのです。

コンポスターは色々あるのですが、初心者はLFCから始めるといいでしょう。

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バッグ型のコンポスターに生ごみとボカシ剤を入れて発酵させます。

堆肥は肥料の3大栄養素をバランスよく含みます。

堆肥など自然に手に入る肥料で農作物を育てることを有機栽培と言いますね。

逆に鉱物などを分解して作る肥料を無機肥料と言います。

別に農作物からしたら結局土壌で分解されたイオン化物を吸収して成長するので、有機栽培だからといって体にいいということは言えません。

ただ有機栽培は環境にやさしいという観点から広まったのが、なぜだか健康にいいみたいなイメージがついただけですね。

ただ家計にはやさしいです。

特にコーヒーがらやお茶っぱなどは発酵させるとすごく良い堆肥になるのでおすすめですよ。

ボカシ剤として最適なのは米糠です、これはコイン精米によっては無料で引き取らせてくれるところがあるので、近場で手に入るところを探してみると良いでしょう。

米糠は特にリンを多く含むので、ボカシ剤として最適です。

堆肥だけでは十分な量は確保できないカリウム

カリウムの含有量が多い肥料として草木灰があります。これは読んで字のごとく草木を燃やした後の灰ですね。

化学肥料が一般的になる前などは焼畑農業が一般的でした。

これは草木灰が肥料として優秀だったことから古来から用いられてきたからです。

ということは雑草をとった後燃やせば手に入ります。草木を燃やしても大丈夫な農地を持っているなら雑草は燃やしてしまった方がいい肥料が手に入りますね。

我が家はどうしているかというと、いつも蚊取り線香を炊いているので、燃やした後にでた灰などをコンポストに混ぜています。

もしくはキャンプに行った時に出た灰などを活用すれば手に入りますね。貴重な肥料なのでキャンプには火消し壺や灰処理袋を持っていくようにしましょう。

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キャンプ場によっては灰を無料でくれたりするところもあるので近くのキャンプ場に問い合わせてみてはいかがでしょう

そして土壌改良と作物を採取した後の茎や葉などの処分も楽だったことから合理的な方法だったことにも起因します。

しかし草木灰は窒素を含まないことから数年で土壌は劣化します。

これが化学肥料が現在一般的になった要因とされています。

必要な鉱物などから必要な元素を大量生産してバランスよく配合されている化学肥料は土壌改良が簡単で、肥料を作る手間がなく保管も簡単なので、農家としては必要な労力を抑えることができます。

まとめ

 家庭菜園の規模の場合はコンポストと草木の灰で大まかな肥料が作れるので、化成肥料の節約に役立ちますね。

しかし化成肥料ゼロというのは難しそう。特に冬ですね。

コンポストは臭いも気になるのでできれば外に置いときたい,,,となるとやはり冬は発酵が追いつかないため、春先に植える野菜の土壌改良に間に合わない可能性が高いので、どうしても春先は化成肥料の力に頼ってしまいますね。

我が家も春先は化成肥料を使っています。

何かいい堆肥があればいいのですが…

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